2度目の失意。。

momocolor2005-11-04

「1度目の失意は男を1人前にするが
 2度目の失意は男を3枚目にする。」
そう語ったのは
フィッツジェラルドやフォークナー、カミングス
に代表されるアメリカ文学史上の「失われた世代」
の一人として活躍した詩人F・J・ガーフィールド

彼がそう語ったとき、
確か彼は一度離婚した写真家のアンナ・ガーフィールド
との2度目の離婚同意書にサインをしていた。

彼ほどの失意ではないにしろ、
私の「2度目の失意」は今朝のJR社内で起こった。


秋の(私的)読書祭。
現在読んでいるのは「リヴィエラを撃て(上下巻)」
昨晩、怒涛の巻き返しで上巻を読了。
眠たい目をこすって、下巻を鞄に入れたのは深夜4時のこと。
JRの中で読むための本である。
大事な大事な暇つぶし。

そして今朝。
満員電車の中で意気揚々と下巻のページを繰ってみる。

あれ?
なんか、デ・ジャ・ビュぅ?
・・てか、この人もう殺されてたし。

なんか、このまま「下巻」を読み進めてもきっと
同じ人が容疑者になるような気がした私は本を閉じ
気を落ち着けて恐る恐る表紙カバーをはずす。

そこには案の定
リヴィエラを撃て 上巻」とある。

そう。
先日私を見事に化かしてくれた古本屋さんが、
今度は下巻という化けの皮で私を落としいれたのである。

くそー、稲田堤のB○○K ○FF(一応伏字)め!!!
同じ手ではめやがってぇぇぇぇぇ!!

ああ、まったくおんなじ展開で2度目の失意。。。。

2度目の失意で
私はちょびっと人生の無常を学んだのでした。。。。


あ、ところで。
特に意味は無いのですが
この日記の冒頭で語られた
F・J・ガーフィールドさんはまったくの架空の詩人です。

「本文には若干のフィクションが盛り込まれておりますが
まー、適当に受け流してください。」