年の瀬というか、背水の陣でした。

今年ももうすぐ終わりである。

今年一年を振り返ろうと思い
ふと、おもいだす。

・・・はっ。
私、今年一年が人生のラストチャンスだったんだ！！！

それは8月のこと。
会社の売店で
判子売りのおじさんが
無料の姓名判断をしていた。

血液型占い
星占い
トランプ占い
タロット占い
占星術に
恋愛占い
動物占い。

それほど信心深いほうじゃないけれど
人並みに占いって結構スキである。

おじさんが私に話しかけた
「おじょうちゃん、姓名占いしたげるよ。」

蛇足のようだが
私の名前は語呂がいい。

「"ももちゃん"って名前かと思った。苗字だったんだ」
「桃井かおりとそっくりな名前だねぇ。」
「なんか、おいしそうな名前だねぇ」

初対面の人でも覚えてくれて、
私は自分で自分の名前が結構気に入っている。

しかし
おじさんは神妙な面持ちで言った。

「画数が悪いねぇ。。。」

・・・？

おじさんが言うにはこうである。

・ももは(いきなり下の名前を呼び捨て)
人に厳しく自分に甘いから人望がない。
・ももは、自分の能力ではなく、人の運だけで生き延びている。
・ももは、胃腸が弱くて肝臓がわるい。
・ももは、腰を悪くする。

「あとねぇ・・・・。
今年を逃すと後がないネ。いろんな意味で。」

・・・おじさん
「いろんな」の部分が気になるんですケド・・・・。

その散々な言い様に一通り凹みつつも
「せめて、今年一年しか耀けないのであれば、
最後の最後まで悔いを残さないように
充実した日々を送ろう！！」と
それからの半年、私は耀ききりました。

花火の最後の火花のように。
フィラメントが焼け焦げてしまうくらい。。。

さて、
耀ける一年にあったこと。

・一ヶ月の残業時間が200時間を超える。
・駅と電車の間で足を踏み外す。
・人生をなんとなく踏み外しがちになる。
・寝坊。
・一日に映画7本梯子(一人で)
・妄想クリスマス。

オイルのなくなったライターか。私は。

人生の渚でこんなに耀いていた私。
今日も終電までお仕事でした(涙)

来年から(こんなもんでも)輝きを失うと思うと
涙で人生のコレからが見えません。

明日は大晦日。
私の人生のラストスーパート。
早すぎるエンディング。

ゆく年の耀きに思いをはせ、
来る年の苦難に耐えるべく。
そうだ、あしたは
除夜の鐘をつきにいこう。