さて、一夜あけた戦のあと・・・・・・。

朝の目覚め。



大きくあくび。
目をごしごし。
ひとつ大きく伸びをして
パジャマのまま居間に顔を出す私。



ふぁっふ。



もう一つ、大きくあくびをしてから
食卓テーブルで紅茶を飲むままんに「おはよう」と
一声かけようとしたときだった。




ママン「声をかけなかったのは、情けだからね。」



もも「!?」





昨日の晩。
日記をアップしたあと。



いつものとおり
抜き足差し足でベッドの中にもぐりこもうとしたときだった。



・・・!!!
一瞬凍りつく私の体。



ママンの大きな寝返りの音が、
背後で聞こえたのだ。



布団を半分まで被ったところで
息を止めて気配を消す私。



いーち、にーい、さーん・・・
外気にさらされた上半身を震わせながら
ゆっくり十まで数えたところでお母さんの寝息を確認。



ふぅぅぅぅぅぅ・・・・・。
あぶなかった・・・・・・・・・。



掛け布団にもぐり
今日も無事床に入れたと
安堵したときだった。




・・・・あ・・・・布団が少ない・・・・。




私の寝相が悪いのか
はたまたママンの仕掛けた罠か。



羽毛布団の下で
一枚の肌掛け布団が行方不明状態。



このままなくなった布団を無視して眠るにも
北海道の夜は寒すぎる・・・・。



がさ・・ごそ・・。
ずず・・ずず・・。
ごそ・・ごそ・・。



出来るだけ
音を立てないように、布団を直し寝付いた





ままん「のが、ばればれだったよ。」




してやったりでにやりと笑うママン。
悔しさに打ち震える私。



ままん「掴んだ。」



ままん・・・何を?



この戦い、しばらく続きそうである・・・・・。