アタイにさわると、火傷するぜぃ。
今年の北海道の春は寒いらしい。
その影響で、インフルエンザがぶり返しているとか。
それは大変。あったかくしなきゃってことで
ママンと私で
『あったかエッグノッグ』
を作ろうということになった。
エッグノッグとは平たく言えば玉子酒のことである。
まず、アルコールを飛ばすためにお酒に火をかける。
蒸発してきたお酒にマッチの火をかざすと
お鍋の中で
ボーーーーーーーーと
火の手があがる。
ぼーーーーーーーーーーーー
ぼーーーーーーーーーーーー
ぼーーーーーーーーーーーー
今回使ったお酒のアルコール度数が高めのせいか
なかなか火の手が収まらない。
そろそろ火を消そうということになって
ママンが一回り大きい片手鍋で蓋をしようとした・・・
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がたっ!!!!!
ぎゃぽーーーーーーーーーーーー!!!
お鍋がひっくり返って火がガス台に飛び散ったーーーーーー!!!!!
メラである。
軽いメラが台所を襲ってる!!!!!
私はメダパニ状態。
とりあえず、濡れ雑巾か何かで床の火を消さなきゃ!!!!
布巾は!!!!???
台所を探そうとした私よりも早く、
ママンが消火活動を始めた。
手に持ってる片手なべで。。。。。。
ガン
ガン
ガン
ガン
ひぃぃぃぃーーーーー
ママンが、火をたたき消そうとしてる!!!!!!
鍋で
ママン
チョイスするアイテムが間違ってるよ!!!!!
このミスチョイス・・・
瀕死の仲間に"きんのはり"を使ってHP回復しようとするくらい
無謀なミスチョイスである。
そ・・・そんなんじゃ、消えないよ!!!!!!
ママンを止めようとする私。
しかし、根気強く行えば何事もなすことが出来るらしい。
・・・・き・・・・きえた・・・・・・。
・・・・・・"きんのはり"も何百本も打ち込んでれば
そのうち"回復のツボ"に当たってHP回復だってするってことらしいです。
・・・・秘孔をつかなくて良かったけど・・・・。
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事なきを得た私たちは
安堵の吐息を漏らした。
もも「ふぅぃぃぃーーーーー。焦ったー。
あれだね、火ってどんなに小さくてもパニックになっちゃうね。」
ままん「いやー。お母さんが、冷静に対処してよかったね★」
・・・・・・かけらも冷静じゃなかったよ。ママン。
あの時ママンが手にバットを持っていたら
江戸時代の火消しの如く
ガス台を壊しながらも、火をたたき消してたと思います。きっと。
・・・・それにしても
よくよく考えたら、全然大事でもなんでもないんだけど
火って焦るね。本気で。
今度火の手が上がったときには
火を消すよりもまず、
ママンの興奮を鎮めることから始めることにします。。。