韓国的珍道川柳 其ノ4

momocolor2006-05-19

"旅のしおり"
【4.旅の川柳】より



『ちょっとママン
      さっきの痛みは
            なんだった???』






韓国は、屋台がアツイ。



私たちの宿泊場所である明洞(ミョンドン)では
週末の夜ともなると
出店がお祭りのように溢れかえり、屋台街へと変身する。



折角だから、というわけで
ママンと私は賑わう屋台街に繰り出した。



行ってみると・・・・




すっごい人!



本当に、毎週こうなの???
と疑ってしまうくらい。
まるで、北海道神宮のお祭り(ローカルネタですんません)みたいな
人・人・人



「ここで迷子になったら
多分生き別れだ。」
そう思った私は、ママンを前に歩かせて出来るだけ離れないように
歩いていた。



それにしても・・・・
せまいなぁぁぁぁ。。。。



人で込み合ってるので尚更身動きが取りにくい。
見たい屋台があっても、なかなかいけないほどである。




しかし、こんなにも人でごった返している狭い通りにも関わらず
車が後ろから走ってきた。



さすがに人が沢山いるせいで
車は超徐行運転ではあるものの
すぐ横を走られるのはちょっと危ない。



車がママンのすぐ横を通ろうとしたその時、
「お母さん、危ないよ〜。」と私は呼びかけた。



私の声を聞いたママンは
振り返り様・・・・小さな悲鳴をあげた。



ママン「あ・・・足ぃぃぃぃぃ!!!!!!」




えっ?足?????
声を上げるママンと、うろたえる私に
車も何か異常を感じたのかピタリと止まった。




ママン「足がぁぁぁぁぁ・・・・轢かれたぁぁぁぁぁぁぁ




!!!?????ナントォォォ??????




ママンの足元を見ると
たしかに、つま先がタイヤの下敷きになっている!!!!



なんとか、つま先をタイヤから引き抜いたママンに
車の中から韓国人が
ケンチャナヨ?????(大丈夫ですか????)」
と聞いてきた。



ちょっとだけど、足が下敷きになったのだ。
大丈夫なわけない。
抗議しようとした私の隣でママンが一言。



ケンチャナヨぉぉぉ(大丈夫ですぅぅ)」




・・・・大丈夫じゃないよね?全然。







こんな大丈夫じゃない場面で
覚えたての「ケンチャナヨ(大丈夫)」をうっかり使ってしまったママン。
不正解。。。。残念っ!!!




私たちは道の端っこに行き、
靴を脱いで足の様子を見てみた。



・・・・足の指は。。。。動くね。。。
爪は・・・・潰れてないね。。。。



もも「歩ける????大丈夫そう?」
ママン「うん。多分大丈夫。」



とりあえず、大きな怪我がないことに安心したものの
轢かれたショックか、少し足を引きずりぎみに歩くママン。
これ以上、歩くのも心配だということで
このままホテルに帰ることにした。



今度こそ、轢かれないように
ママンを人ごみからかばうように歩く私。



もう少しで屋台街の出口というところで
足を引きずって歩くママンの足が一瞬止まった。
ママンの目線の先には、
ヨン様の偽グッズが陳列してある屋台が・・・。




「あ!ヨン様だぁぁ!」
そう言うが早いか



たたたたたた・・・・・。



ママン、小走り??????







足!足ぃぃ!!!!!!



思わずさまぁ〜ずの三村さん風"テンパリ突っ込み"をしそうになる私。



「やっぱり、あんまりいいグッズはなかったわ。残念。」
そう言って戻ってきたママンは
再び軽いびっこを引いていたのだった。




・・・・・足、大丈夫でしょ。それ。




『海外で交通事故なんて、よっぽど気をつけてれば大丈夫でしょ☆』
なんて高をくくっていた出発前。



皆様も、海外の交通事故には十分お気をつけて。。。



あ、ちなみに
帰ってきてからのママンは
お買い物で荷物の多い日に限って
「うぅーーーーん。あの時轢かれた足が・・・イタイかも・・」
なんて、言うようになってしまいました。



ママンの足は、いつ治るのだろうか。。。。