韓国的珍道川柳 其ノ3

momocolor2006-05-18

"旅のしおり"
【4.旅の川柳】より



『韓国で
  途方と夕日が
      暮れていく。。。。。』





さて、旅行2日目。
ママンが行きたがっていた"ヨン様展示場"へ向かうことになった
私たち。



事前の調べで
地下鉄の路線をチェックしたし、
地図なんて3つも用意したし
「コレでバッチリ、行けるでしょ!」と
私たちは自信をみなぎらせていた。



さて、地下鉄を乗り継いで
目的の駅に着いた私たちは
早速3つある地図を広げて大またで歩き出した。



ズンズンズンズン



確か、ココをまっすぐ行ったら左にホテルがあって。。


・・あ、ここだよね?ずいぶん道が狭いけど。。。
大丈夫大丈夫。多分あってるから
ママン、ついてきて!



ズンズンズンズン



まっすぐ行くと、メルセデスベ○ツのお店が。。。。



ズンズンズンズン



・・・・・?
だんだん道が狭くなってくるんだけど・・
ま、いっか。道は間違えてないし。



ズンズンズンズン



あれ?
全然べ○ツがないぞ。。。。???



ズンズンズンズン



あ!あったあった!
べ○ツのマークの看板だ!
これを背にして、まっすぐ行くと目的地だよ!ママン!!!!



ズンズンズンズン
ズンズンズンズン
ズンズンズンズン
ズンズンズンズン



・・・・・???????



行き止まっちゃったんだけど。。。
どゆことだ?



・・・・・・道に、迷った・・・・・・?



ま、十分に予想していた結果というか・・・。
こと"迷子"に関しては
様々な経験を積んで、すでに名人の域に達しているワタシとママン。
今までの経験から言うと
迷わないはずはないのである。



てゆーか、目的地に無事辿りつけるコトのほうが奇跡で、
あきらめて、ココから駅に戻ったとしても無事戻れるかは
五分五分といったところである。




そんな迷子名人の私たちをして、
言葉のわからない所での迷子って言うのは
結構高度な迷子である。



すっかり、トホーに暮れてしまったワタシの横で
ママンが立ち上がった。
「ワタシが道を韓国語で聞いてくる!!!!」



そうやいなや、通りすがりのおじさんに
「コレハドコデスカ????」と
地図を指差しながら突進するママン!!!!!



・・・・た・・・たのもしぃぃぃ。。
今回ばかりは、ママンが黄金に輝いて見える。




しかし。。。。
おじさん、おおよわり。




それもそのはず、
私たちが持ってた地図って



日本語なんだもの。



・・・そりゃ、わからんわな。。。。



・・・このままここでのたれ死にかも。。。



そんな予感が私たちの脳裏に浮かんだその時
前方から、2人のご婦人があるいてきた。



すれ違いざま
ご婦人の目がこちらに向かって、きらりと閃光を放った。



ご婦人「・・・アナタ・・。もしかしてヨン様の????」



その瞬間、ドラクエ
ホイミンが仲間に加わった!!』な音楽が私の頭の中で鳴った!



どうやらヨン様ファンは
臭いでヨン様ファンかヨン様ファンじゃないかを
嗅ぎ分けるらしい。



ちょうど、ヨン様展示場を見学し終わったばかりというご婦人は
私たちの地図を見て、道を教えてくれたのだった。




無事にヨン様展示場に着いた私たちは余裕が出てきたのか
どうして、道に迷ったのかを地図を見ながら検証した。




もも「いやでもさ。この地図がちょっと間違ってるんだよ。
   だってね、このメルセデスベンツをこう見ると
   道が、こうなってこうなるから。。。。」



ままん「え。。。目印にしてたのって、メルセデスベンツだったの?
    でも、さっきの看板のマークって・・・


    BMWだったよ・・・・・。



もも「・・ぇ・・?」





こと方向に関しては
残念な才能しか持ち合わせていない私たちだが
方向音痴とかよりも、
先に見直さなきゃいけないものが
沢山ありそうだね。。。。。



じゃないと、
人生の方向まで、見誤りそうです。。。。。