危機一髪の極限状態で生まれる特殊能力!!??
"ファイト一発"が
断崖絶壁とか、急流の中とか
清水国明が好きそうな大自然のアウトドア環境でしか
存在しないのに対し
"危機一髪"はごくごく身近に存在する。
そう、都会の片隅にも
危機一髪は潜んでいた。。。。。
夕方7時ごろ
日の落ちかけた道を私は歩いていた。
その直後
恐怖の爆弾が頭上から降り注ぐとも知らずに。。。。
ちょうど、中学校の横を通り過ぎたあたりだった
ふっと
私はすぐ頭上で何かの気配を感じた。
その直後
ぺしゃり。
私の後頭部と袖口と背中に
なにかが飛び跳ねる感触がした。
そして頭上で世にも恐ろしい泣き声が。。。
カァーカァーカァー
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うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
カラスのフ○がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、落ちて来たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
緊急事態発生。
緊急事態発生。
敵戦闘機『KARASU'06』から爆弾が投下され
本機に着弾した模様です。
現在被害の程度は確認されていませんが
小学生なら、少なくとも夏休みに入るまでは
"カラスのフン"といううんざりするほど安直なあだ名をつけられ
ことあるごとに
♪カ・カ・カ〜カラスのフン
と
かの『ひょうきん族』で一世を風靡した
「鹿のフン」をもじった替え歌を歌われるほどの大きな被害と推測されます。
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・
あぁぁぁぁあぁぁ。
もっと早くココを通り過ぎてたら。。。。
フ○爆弾という悲運を免れることが出来なかった自分の運命を呪う私。
まだ、頭上で鳴き続けるカラスからの2次被害を避けるため
建物の軒下に移った私は
すぐさま、ジャンパーを脱ぎ
恐怖のフ○チェック。。。。
あれ?
絶対ついてるはずのしろーーい、嫌なものが。。。ついて、、、ない???
あれ?
髪の毛にも、『ねちょ』っていう、感触がない。
ど、、どういうことだ????
たしかに、ぺしゃりと液体が飛んできた気配があった。
それは確かだ。
だけど、その後会った人たちが
私に変なあだ名をつけたり
変な歌を歌わなかったり
あからさまな『見て見ぬ振り』をしていなかったことから判断するに。。。
奇跡的に、フ○を回避出来たってことか????
・・・・あれだ。
多分私は
カラスの着フンという生命の危機に面したとき
エスパー魔実よろしく、テレポーテーションできる技を
極限状態で会得したんだ。
よかったよかった。
昔のエスパー修行も無駄じゃなかったってことか。。
しかし、、、
私のESPは置いておくとして
あのフンはどこに消えたんだろう。。。。。
・・・・
とりあえず、痕跡はないけど
シャワーあびとこ。。
クワバラクワバラ。。。。。