人類が共通してもつ『衝動』について。

momocolor2007-02-18

国や文化が違っても
人類に共有する行動がある。



「食」や「睡眠」のような
本能に分類される衝動は
その最たるものである。



週末の学校で
ワタシはそんな人類が共通して持つ
「逃れざる習性」なるものを目撃した。




スピーキングのクラスで
リーディングの為に、一枚のプリントが配られた。



先生の用意していた数が足りなかったため
一枚を共有して使うことになった私と韓国人のショーン君。



一通り読み終わって
先生が何やら話し出した。
実はこの先生。
話し出すと止まらない先生で、
口を挟んでも、また先生の話に戻ってしまうため
時々、退屈な思いをする。
隣に座っていたショーン君も・・どうやら飽き始めたらしい。



そんなショーン君。
私の机の上に置いていたプリントの
大きく写った美少女の顔の小鼻に





ぐりぐりぐりぐり!!!!!!




ほ・・・・ほくろを書きやがった!!!!!!



こ・・・これは・・・あれですか・・・・



社会の資料集の『伊藤博文』をリーゼントにしちゃったり



国語の便覧の『宮沢賢治』を女子高生にしちゃったり



「やっぱり、髪の毛が少ないほうが書き甲斐があるなぁ。」と
歴史上の人物の意義を「落書きしやすさ」のみで判断するという



早い子だと小学2年生ごろからその頭角を現すといわれている



みうらじゅん先生が名づけたところの



「らくがお」ですか????



私の反応を気にしてか
チラッとこちらを見たものの
その後もショーンの『らくがお』は止まらず



クリリン痣(額の6つお灸の痕)と
アラーキー眼鏡を追加したショーン。


すげぇ。。。。
韓国でも
同じような『落書き衝動』があるのね。
さすが。。同じような文化を持つアジアの一員。。。



と思っていた私。



しかし
次の瞬間、私は自分の認識が甘かったことに気付かされた。



私の反対隣に座っていた
スイスの少女カトリーヌ。



ふと
彼女の手元を見てみると






カトリーヌも
アラーキー眼鏡とほくろを書いてる!!!!!



どうやら、、、『らくがお』は世界共通の文化みたいです。



きっとカトリーヌあたりだと
ガンジーとか、ルイ14世とか
らくがおっちゃってるんだろうね。