人類が共通してもつ『衝動』について。
国や文化が違っても
人類に共有する行動がある。
「食」や「睡眠」のような
本能に分類される衝動は
その最たるものである。
週末の学校で
ワタシはそんな人類が共通して持つ
「逃れざる習性」なるものを目撃した。
スピーキングのクラスで
リーディングの為に、一枚のプリントが配られた。
先生の用意していた数が足りなかったため
一枚を共有して使うことになった私と韓国人のショーン君。
一通り読み終わって
先生が何やら話し出した。
実はこの先生。
話し出すと止まらない先生で、
口を挟んでも、また先生の話に戻ってしまうため
時々、退屈な思いをする。
隣に座っていたショーン君も・・どうやら飽き始めたらしい。
そんなショーン君。
私の机の上に置いていたプリントの
大きく写った美少女の顔の小鼻に
・
・
・
ぐりぐりぐりぐり!!!!!!
ほ・・・・ほくろを書きやがった!!!!!!
こ・・・これは・・・あれですか・・・・
社会の資料集の『伊藤博文』をリーゼントにしちゃったり
国語の便覧の『宮沢賢治』を女子高生にしちゃったり
「やっぱり、髪の毛が少ないほうが書き甲斐があるなぁ。」と
歴史上の人物の意義を「落書きしやすさ」のみで判断するという
早い子だと小学2年生ごろからその頭角を現すといわれている
みうらじゅん先生が名づけたところの
「らくがお」ですか????
私の反応を気にしてか
チラッとこちらを見たものの
その後もショーンの『らくがお』は止まらず
クリリン痣(額の6つお灸の痕)と
アラーキー眼鏡を追加したショーン。
すげぇ。。。。
韓国でも
同じような『落書き衝動』があるのね。
さすが。。同じような文化を持つアジアの一員。。。
と思っていた私。
しかし
次の瞬間、私は自分の認識が甘かったことに気付かされた。
私の反対隣に座っていた
スイスの少女カトリーヌ。
ふと
彼女の手元を見てみると
・
・
・
カトリーヌも
アラーキー眼鏡とほくろを書いてる!!!!!
どうやら、、、『らくがお』は世界共通の文化みたいです。