ヨン in 東京メトロ
物事には前提条件がある。
本日の前提条件。
「私のママンはヨン様ファンである。」
その前提条件が起こしたのは、ほんの些細な非日常。
今日、会社の売店に買い物に行ったなら
売店のおじさんがスパイのようなひそひそ声で
「例のもの、手に入ったよ。」と告げてくれた。
「ほらこれ。」
おじさんが周りから隠すかのように後ろの棚から差し出した「例のもの。」
それは、平べったくて、持ち歩くにはちょっと大きくて、微笑んでるもの。
・・?微笑んでる??
そうそれは・・こんなヨン様看板。(右図参照)
以前、お母さんのために小さなヨン様ポスターがほしいと頼んだところ
おじさんは、変な方向に頑張っちゃったらしく
このような大きな看板を隠し持ってくれたらしい。
・・いかん、おじさんのこの大きなお世話・・じゃなく、親切をむげにするわきゃ行か
ない。
しかもおじさん、これ宣伝用でしょ?勝手に持ち出してもいいのか?
そんな私の考えを察してか、おじさんは
「あまり周りに見られるのも良くないから、ほら早く持ってって。」
なぜかすっかりスパイなおじさんに300%の誠意を持って御礼をして受け取った
はいいが。
・・おじさん、見られるも何も・・・大きすぎ。(縦30×横100)
うぅぅ。ロビーでもエレベータでも作業場でもみんなに見られてる。。
もって帰らなきゃなんないよね。。やっぱり。。。
仕方なく、ヨンを小脇に抱え会社を出る私。
東京から横浜まで・・・どう考えたって公共の交通機関を使わなくちゃ帰れない。
変なにおいもしないし、ただ微笑んでいるだけだけど。
・・この大きさのヨン様はどう考えたって、ある意味「不審物」
仕事場からうちまで帰るには「東京メトロ(地下鉄)」→「JR東海道線」で
約一時間半電車に揺られなきゃならない。
その間、私はヨン様と世間様との間でぶらぶら揺られることになったのである。
私の気持ちを知ってか知らずか、
ヨン様はただただ黙って微笑んでいるのでした・・・・。