本当にいた!?トイレに住む魔。広がる被害。事件の真相!?!?

momocolor2005-12-16

秘境の地。
恐怖の密林。
凶悪犯罪の巣。


「トイレ」に足を踏み込んだ
あやもも探検隊。




日本には、或る刑事の語った捜査に関する有名な格言がある



『事件は現場で起こっている。』



捜査の基本。現場100ぺん。



16階フロアへついた私たちは
その足で女子トイレへ向かった。。。。


「ぶっ!!!」
私たちは思わず息を呑んだ!!!!
こ・・・これは!!!!
3度も大惨事の現場となった
手前から2つ目の個室が使用中・・・・?


もしや犯行中??


た・・タイミング良すぎ・・・・。
いきなり事件解決デスカ?
思わず吹き出す我等。


や、やばい。
このまま笑ってしまっては
犯人に私たちの捜査網がばれてしまうかもしれない!?


いったん仕切りなおすべくトイレを通り過ぎ
廊下で息を整えたあと
我等二人は再びトイレへ。


そこにいたのは
いつも物腰のやさしい
ビューティー神田さん。
鏡の前で髪の毛をいじっていた。



・・・・顔を見合わせる私たち。


第一容疑者:神田さん


神田さんにごくごく自然に会釈をし
現場の前を通り過ぎる。
下がったままの便座を目の端にとらえた。


アイコンタクトをする私たち。


あやや「・・・神田さんはシロのようだな・・・。」
ももの「・・そのようですね。」


これで、一人容疑者が捜査線から消えた・・・。



その後捜査は難航することとなる。
私はまるで頻尿の如く、
ことあるごとにトイレに行く有様。
トイレ前にメッセンジャーあややに報告。
「これから、捜査に行ってまいります。」
トイレ後にメッセンジャーあややに報告
「まだホシはあがりません。。。」


それが何度か続いた。
次々に捜査線上に上がる容疑者たち。
しかしことごとくアリバイが立証される。


もしかしたら迷宮入り?


そう思ったときだった。



私のメッセンジャー
「メッセージ有」の点滅をはじめた。
あややからの緊急報告だ。



「確保ーーー!!!!!」


そのメッセージを読み終わるや否や
私は現場に走った!!!!



あややとともに
被害の現場を実況検分。
自前のデジカメで現場の状況をカメラに収める。
(ちなみにこの現場写真は
そのあまりの凄惨さゆえ非公開と相成りました。)


荒らされた現場・・・・。
そこには確かに
「あがったままの便座」が。


そしてあややは語り始めた。


事件の全容はこうだった。


「私がちょうど用を足し終わってトイレから出たとき。
彼女が手前から2つ目の個室にはいろうとしていた。
私は張り込みを開始した。
しかし、この捜査は隠密だ。
私はいったん外に出て彼女が出てくるのを待った。
だが、そのまま外にいたのでは怪しまれる。
そこで私は、もう一度あたかも今トイレに来ましたといわんばかりの
演技力で現場のとなりのトイレに侵入することに成功したんだ。


そして隣の扉が開いた。
私はすばやくあとを付けた。


事件は解決したよ。
犯人は彼女だった。。。。」


犯人は女だった。
プロジェクトに来たばかりの中国国籍の女。。。。



私たちは口をそろえていった。。。。
「そーゆー文化なんだね、きっと・・・・。」





事件は一応の解決を見た。
しかしこの世に悪がはびこる限り
私たちの「特捜」が終わりを迎えることはない。


私たちは
あらたなる「謎」をもとめ
この暗い都会の闇へ消えていくのだった。。。。



ってゆーか、仕事しろって言う突っ込みは
特命捜査官の我等には不要ってことで。