NOT 100!!!!!−ノットワンハンドレッド!!!!!−

あーーー。
のどが痛い。


こうのどが痛いんじゃ、
私のひばりの様な声も
まるでアホー鳥。。。


こんな日はのどに優しく
午後の紅茶 ホットゆずティー


一口飲むと
あら不思議。


さっきまであくびをするのも、イテテテテだった私ののどが
ずいぶん滑らかになったじゃないの。


この変化に思わず喉もびっくり。



でもね、「午後の紅茶 ホットゆずティー
そこまでビックリさせるこたぁないじゃない。
ビックリついでに・・・・







ぃっく。


ぁれ?


ひぃっく。ぃっく。



ぁれれ?


これは
真昼間っから酔拳の修行じゃないです。
木陰に潜む『ひゃっくり』の鳴き声です。



ひゃっくりは神出鬼没の動物で
忘れた頃にふとしたきっかけで
私たちを翻弄する
アマゾンに住む謎の生物。



そのひゃっくりが
都会の片隅の哀れなオナゴの元にやってきたのである。



ひゃっくりはとても警戒心の強い動物で
ひょっこり顔を出したかと思ったら
のらりくらりと逃げ回る。



なかなか捕まらずに困っていて、
「ここまで止まらないんだから、
このまま田中さんのところに書類を持っていくときに
ちょうどよく「ぃっく」ってなったら一笑いもらえるかも!!」
と、狙っていくと田中さんのちょうど手前でぴたりと止まる。


私、なんかひとりで気まずい思い。
そしてその直後、また「ひゃっくり」は出現したり・・。



く・・・くそ・・・・。
明らかに翻弄されている。
ひゃっくりめぇぇぇぇ。




そして、すっかりひゃっくりに翻弄されて
身も心もズタボロ。
"あたいは捨てられたボロ雑巾さ。"な頃。


そのとき私はパソコン画面とにらめっこ。
にらめっこついでに、パソコン画面から
強力なラリホーをかけられているところだった。



あー。ねむ。



女の子としては、はしたないけれど、
ついつい大きなあくびだってしちゃうのだ。


・・・・ふぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・



ヴぁごぁっぷ



・・・?
いっいまのは?今のはなに?



おじいちゃんのひきつけ?
タマちゃんの断末魔?
カゼッタ岡の白鳥座カゼッタ語???



いやいや


象の威嚇音にすごく似てるけど
私のあくびちゃんとひゃっくり様の
逆マッチなコラボレーション音。


隣の中国人
きょとーんでした。
その目が若干
哀れなものを見る目でした。
彼はきっとそのとき
大自然の驚異のようなものを目の当たりにしたのでしょう・・・。


その後、ひゃっくり自身も
ボスひゃっくりに恐れをなしたのかビックリしたのか
姿を見せるのをピタリとやめてしまったのでした。



あーぁ。
ひゃっくりが100回出るまえに止まってよかった。
死なずにすんだ。



そして、家に着いたとき・・・・




ぃっく・・・・・・。