点と線がつながった焦点に浮き彫りになったもの

今日は、いつも使っているPCではなく
別のPCを使って仕事をするため
自分の席とは離れたところで一日作業。


いつもと違う席なので
周りにいる人もいつもと違う人。
いろいろ不便は多いけど、
席を替えてのお仕事も意外と楽しいものだったり。


酔っ払うと博多弁になる九州男児の岩田さんが
ナナメ向かいでパソコンとにらめっこ。


隣ではちょっと強面小森さんが
いつもながらにからかってくる。


そして、わたしの正面には
廊下や食堂でたまにすれ違うから
顔だけは知っている「劉さん(名前がわからないので仮名)」
が座っていた。







・・・・・んんんんん。。。
このデータが・・あそこのデータを・・・
うぅぅぅぅーーーん。


わっからーん。
煮詰まったー。


あー。もぅ。
トイレにいこ。



ひとしきりパソコンをいじくったあと。
私はどうにもならないデータに見切りをつけ席を立った。


そしてそのとき、
向かいに座っている「劉さん(仮名)」と
ばっちり目が合った。



にっこり



・・・・?
仲良しこよしの会釈を
まっすぐ私に投げてよこす「劉さん(仮名)」。


つられて私も、にっこり会釈。



トイレに入った私は考え込む。



さっきのは・・・?なんじゃ?
劉さん(仮名)とは一度も話をしたこともないはず。。。
私が忘れてるだけか・・・?
ってゆーか、名前も知らないじゃん。



席に戻ったとき
ちらりと「劉さん(仮名)」を伺うが
彼はパソコンの画面を凝視している。


・・・?単なる挨拶だったのかな。


そう思ってまた作業に手を付けたときだった。



「李さん、作業は進んでる?」
劉さん(仮名)に声をかける一人の日本人。


「うん。もすこしで、おわりそです。」
答える劉さん(仮名)。


「じゃぁ、それが終わったら、李さんには違う作業に入ってもらうから」


そういわれた劉さん(仮・・・


ん?


李さんですと?



李さん、リサン、りさん。。。
その名前には覚えがある。



もしかして、もしかすると
ひょっとして、ひょっとすると
前に私にメッセージをくれた
XYZの李さんでは、ないでしょか???


その問いがのどから出そうになる。


・・しかし、だ。
そうであるなら、きっと向こうから話かけてきてくれるはず。
はやとちりは恥の元。



それからあとの私は
もぅ、李さんが気になってしかたなく
星明子よろしく
何かにつけ、李さんの様子をパソコン画面の隙間から覗き見る。


この李さんがあの李さんなのか・・・・。


この席での作業は
少なくとも年末までは続く予定である。


それまでに、何とか尻尾を捕まえなくてはぁぁぁぁ!!!