エースで四番。平成の怪物君。KKではないけれど、MKです。

momocolor2006-01-04

「9番 ピッチャー ももの 背番号6」


ここはマウンド。
私の耳にうぐいす嬢の声が響く。


アルプススタンドからは
野次と歓声が飛び交い
その只中に
南がいる。


かつや。俺に力をくれ。
最後の1球だ・・・・。





今日は、シャドウピッチングの練習。
・・・ここは・・・
まぁ、いつもの通り会社の廊下ですが・・(汗)


シャドウピッチングは
タオルを持って投げるマネをする練習方法。
これで、己のピッチングフォームを改善したり、
ボールの起動をイメージしたりする。


大リーガー養成にとっても、
大切な練習方法の一つである。


しかし、、、、
タオルがない。


うーん。


どうしよう。
このままじゃ、大リーガーになれないじゃないか。


長いもの。。。
なにか、ながいもの・・・・・。



・・・・あった。。。。。



会社の入館証。
いつも首からぶら下げているIDカード。



・・・長さぴったり。


早速、ネックストラップの端っこを指に巻きつけ、
前田幸長ばりのクイックモーションの練習。


「ピッチャーももの
一塁をしきりに気にしています。
2〜3度、牽制のモーションをとります。
そして、・・・大きく腕を振りました。」


服のセンスはイマイチだが、
フィールドセンスはピカ一の桑田選手がいっていた
「ボールを投げるときは、腕を出来るだけ大きく振るんだよ。」


私はその言葉に従って、
すばやく腕を大きく振る。


ネックストラップが大きな弧をえがいて


ポーン


・・・?ん??
ポーン?


何かが手から離れた手応えが。
・・・おかしい。おかしいぞ?


だって、あくまでシャドウピッチング。
ネックストラップは、指にしっかりと巻きついている。


ネックストラップが放物線を描いたその延長線上の床を目で辿るとそこには・・・



リラックマのがま口
・・・落ちてるよ。
大口開けて。


私はいつもリラックマのがま口をネックストラップの端っこに付けている。
売店で買い物をするときなど、小銭を入れていると大変便利なのである。


そのがま口が、おちている。
もちろん、中のお金も散らばっている。


シャドウピッチングで高速スライダーをマスターし、
スピリットフィンガーボールを操る大リーガーを目指すこの計画。


散らばったお金は13円。


まだまだ、先は長そうです。
いろんな意味で。