悪臭公害被害者の会会長もものです。

momocolor2006-01-10

公害とは
生物的弱者や社会的弱者が絶対的不可逆的損失
により被害にあうことを言う。


公害は
何も悪くない人たちに
取り戻すことの出来ない被害をあたえる。


そしてその公害はすべからく人の人権を
根底から脅かすものであるのだ・・・・。


そしてその公害の中で
もっとも身近なものの一つに
「悪臭公害」がある・・・・・。




匂いにはいろいろある。


ミントの香り
シトラスの香り
ももの香り


そんなさわやか系の「かほり」から


獣臭
おっさん臭
汗臭


のようなちょびっとブルーになる系の「臭」まで様々だ。




今日の電車の中・・・・・。
・・・すっごいにおいがするんですけど。。。
しかも直近で・・・


なんだこのにおい。


こりゃアレだ。


「香水」


この香水。
決して悪いとは言わない。
言わないけれども、間違った場所に間違った量をつけてしまうと
公害以外の何者でもない被害を周囲にばら撒くことになる。



・・・う。。。酔う。。。。。。


この匂いの元はだれだ?
どこのどいつだ???
犯人を見つけて「無臭ーだ」をしこたまぶつけてやりたい
そんな思いに駆られるも
この満員電車ではそうもいかず、
私は、ぎりぎりの精神力で我慢をする。


電車を降りて一息、新鮮な空気を吸う。
ふぅぅぅぅ。
迷惑な人もいるものだ。
まったく、限度というものを知りなさい限度というものを。


しかし、被害はそこで終わらなかった。


その後、地下鉄の中、エレベータの中。。。
いたるところで匂いが私に付きまとう。


匂いのせいで相当やられた私の三半規管は
すっかい陰鬱気分。



しかし、その犯人は思わぬところにいた。


朝、席について
私は鞄の中から買っておいたペットボトルのお茶を取り出す。


・・・???


取り出したときに
なにやら私の鼻が違和感をキャッチする。


この匂い、
覚えがある。。。。。


ってゆーか・・・・・。


ものすごい嫌な予感が頭の中に一瞬浮かんだ私は
鞄の奥のお化粧ポーチを取り出す。



その瞬間。
今日の臭公害の被告が明らかになった。




ざわざわざわざわ(脳内法廷)
カンカンカン!!!(脳内木槌)
「静粛に静粛に!!!」(脳内裁判官)
「これから判決を下します。」(脳内裁判長)



「判決主文・・・
・・・・被告ももの・・・

有罪!!!!!!



脳内判決がそう響き渡る。


・・・判決理由は以下の通りである。

しばらく前に買った香水の小瓶。
あまり、香水をつけるほうではない私だが、
かわいい瓶を持ち歩くのはなんとなくスキなので
ポーチの奥に忍ばせていた。


・・それをすっかり忘れていた。


小瓶といえども、香水は香水。
小瓶の蓋が鞄の中で全開したらしい。


おそるおそる、鞄の底に鼻を近づけると・・・


山田かつてないテレビよりも
かつてない
"臭"がそこを占領しているのであった・・・・・。



情状酌量の余地なし。
おとなしくお縄を頂戴の上、いっそのこと島流しにして欲しい。



被告・・・ももの
原告・・・もものと、周りにいた不幸な方々。


とりあえず、洗えるものは洗ったものの
原状回復するには
この公害はあまりに被害が大きすぎて
家に帰った今もなお
被害者(ももの)は酔いと戦い続けているのでした。。。。


被害者の皆様、
本当に申し訳ありませんでした・・・
(この場を借りて・・・・。)