赤ペン先生からの回答です。
みんなの先生。
「赤ペン先生」
君のテストの採点から
学校での悩みまで
どんな問題でも
赤ペンでアドバイス!!!!!
採点は厳しく!
間違いは見逃さないぞ!!!!!
わたしは、ボランティアで
大学の同窓会会報誌の編集委員なんてやっている。
編集者の仕事。
それは
「文章の校正(赤入れ)作業」
自宅に郵送されてきた大量の原稿と校正原稿見比べながら
にらめっこで進められるこの作業。
この作業、
なんてゆーか。なんつーか・・・・・・。
・・・・・地味っ!!!!
生活に余裕があるときならいいのだが、
いかんせんただいま残業地獄の身ゆえ
帰宅後の作業は、正直相当しんどい。
すきま時間を作って
朝の満員電車や帰りの終電で
校正原稿を見比べ赤入れする私の姿は
さながら現代の二宮金次郎である。
帰りの終電では
ついついうとうとしながらの校正作業になるため
心当たりのないところまで「赤」がはいったりもする。
そんな校正作業。
いくつか、とんでもない壁にぶち当たることがある。
壁1:達筆すぎて、読めない。
小さいながら私の通っていた学校ももうすぐ100周年を迎えるだけあり
上は70歳のおじいちゃまから玉稿をいただくことがある。
70歳のおじいちゃま、ワープロなんてそんな味気ないものは使いません。
一文字一文字、万年筆でしたためるその文章は・・・・・
よ、、、読めねぇ。。。。。。
壁2:判定不能な表現
印刷業者の「誤植」であれば話は早いのだが
寄稿者の書き間違いなのか、狙いなのかが
微妙な言い回し。
これが困る。
勝手に直してしまっていいものなのか・・・・。
「小泉劇場のように
情報と戦略のみに頼った
コミュニテーにアッピールしてしまっては、元も子もない。」
コミュニテー
に
アッピール
・・・・・ですか。。。
アッピール・・・・。
この言葉遣いは
なんとも、、、、臨場感溢れる仕上がり。。。。。
念のため、寄稿者の年齢を確かめる。
・・・大学卒業年が昭和35年・・・・。
「アメリカ」を「メリケン」という世代というには
ちょっと若年な感じがする。。。。。
・・・・・
赤ペン先生の回答です。
コニュニテー、アッピール
正解でございます。
・・・・このままでいかせていただきます!!!!!
あえて。
ほら、臨場感と、リズム感は大切にしなきゃね。
より、「生の声」を読者に届けることを
生業とする編集者としては、
この雰囲気をそのまま掲載すべきで、
われわれ編集者ごときが手を入れるのは野暮というものである。
もちろん今回寄稿した私の原稿に関しては
「てにおは」を含めた綿密な「校正作業」を。
今回の校正作業
まだ、3分の1も終わってません。
作業締め切りはあさって・・・・・・。
まだまだ眠れぬ夜は続きそう・・・・。