もも侍。タクシーをメッタ切り!!!!!!

momocolor2006-01-27

とことん。
とことん。

とことん運がない。


タクシー運が。




先日の「ワンメーター事件」のおじさんから始まった
私の「タクシー事情」は


・一万円を出したら、「もっと早く出せ。」といわれたり。
・道に迷われたり。
・何度「八重洲口です」といっても「恵比寿口?」と聞き直されたり
・やたら血気盛んでクラクション鳴りまくりだったり。


と一週間に乗ったタクシー模様でも明らかなように
やたらデフレスパイラル



今日もタクシーを乗らなきゃ帰れない時間までぎりぎり仕事をしていた私は
会社の前に並ぶタクシーに乗り込んだ。


八重洲口までお願いします。」


との注文に
くるりと振り返った運転手さん。



ふと、その顔に目をやった時だった。


・・・・・?


この顔、見覚えが・・・・



私の記憶のページをぱらぱらめくる。


私の記憶を呼び覚ます、かすかな鼻唄が流れる。


必殺仕事人のテーマ
スタン・ハンセンのテーマ



はのわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!


あいつだ
「ワンメーター運転手」!!!!!(1/26日記参照)



やぁやぁ、ここで会ったが百年目、
長年の恨みはらさでおくものかー。いざ尋常に勝負、勝負!!!!!
この恨み、はらさおくものかー!!!!


私は、心の刀を静かに抜刀する。
気分は辻斬りである。



私があの時の「ワンメーター女」だということを悟られてしまっては
不都合と判断した私は、
マフラーで鼻元を覆う。


敵を静かに追い込むもも侍。


仇をとるためには、
まず相手を油断させなければならない。
まずは無難な会話で
相手の警戒心をほぐす。



「深夜遅くまで、大変ですねぇ。」
と何気なく、話しかける私。


もちろんそうしながらも、
私の目はタクシーの運転手さんの名前をしっかりチェック。



須田・・・
間違いない、あいつだ・・・・・。



もも「どのくらいタクシーの運転手さんをされてるんですか?」
須田「かれこれもう、20年以上になりますよ。」
もも「すごーい。私の年齢よりもタクシーに乗ってるのかも(w」



なーんてな
歯の浮くようなリアクションを見せつつ
しばらく世間話レベルのタクシー的話題を展開させた私は、
徐々に確信に近づく会話内容で居合いの間合いをつめる。



もも「最近、タクシー運が悪いんですよ・・・・
   この間は道を間違えられちゃって・・・・。」


すっかり油断しきった運転手さんは
徐々に饒舌になっていく。


須田「新しい人だったのかねぇ。素直に道聞きゃーいいのに。
   運が悪かったねぇ。」



もも「おとついは、一万円を出したら、
   『もっと早く出せ』って言われちゃいました。」
須田「いるんだよね〜。そういう運転手も・・・・。」



私の間合いに入ったことを悟った私は
目的地までの距離を考慮にいれ
ドキドキしながら本題を切り出すタイミングを見計らう。
あと、目的地まであと、信号3つ。



もも「その前も怒られました。
   ワンメーターで。



静かに振り下ろされた一筋の太刀。
それを受けた運転手さんはこう答えた。


須田「いやいや、でも、俺らはそれが商売だからね。
   それで怒っちゃ、


  プロじゃないよ。



はい。
あなた
運転手失格!!!!!!


ゆっちゃった。
じぶんで。


と、そこで東京駅に到着する。
お金を支払い、領収書をもらったところで



「先日は、ワンメーターで怒らせてしまってすみませんでした。
お仕事、頑張ってくださいね。須田さん。




目をパリクリさせる須田さんを残して
私は、自動でしまる前に
車のドアを


バタン!!!!




タクシー斬りにて仇をうった私。
最後は五右衛門風に締めさせてください。



「またつまらん物を切っってしまった。。。。。」