VS バドミントン(元)世界チャンピョン

momocolor2006-02-08

世界への挑戦・・・。




力を手に入れたものであれば
誰もが願う夢・・・。




日頃バドミントン出し(オヤジギャクへの対応)
に励む我等、
『あやももバドミントン部』
http://d.hatena.ne.jp/momocolor/20051213




最近スピード、テクニカル、アート面において
目を見張る成長を遂げている私たちは
ついに世界へ挑戦するチャンスを得ることになった。






昨日は私の働いているビルで祝賀会があった。


その祝賀会とは
「バドミントン日本リーグ優勝記念祝賀会」




どうやら、私が協力会社として通っている会社の所有する
バドミントンの実業団が
悲願の優勝を成し遂げたらしい。




・・あややと私の目がきらりと光った。





・・・ライバルあらわる。





バドミントンといえばあやもも。
あやももといえばバトミントンといっても
過言ではないほど
つね日頃
"バドミントン!"に取り組んでいる私たち。




いつの間に、日本リーグが出来てたのかは知らないが
実力だけなら"バドミントン!"世界選手権ダブルス世界王者も難しくない
あやももを差し置いて、
日本一を語るとは、言語道断。




本来ならば、社員しか参加できない祝賀会だが、
私とあやや、そして春さん(中国人)は潜入することにした。




祝賀会の会場となっている食堂にいくエレベータの中で
春さんはビックリするような事実を語った。





「今回表彰されている元世界チャンピョンの劉選手は、
一緒に働いている劉さんのお兄さんなんダヨ」




えぇぇぇぇぇぇぇ???
声をそろえて驚くあやもも。




「すごいねー。すごーーーーーーい。
それは、ぜひとも、挨拶しなきゃ!!!!」





いつもお世話になってる劉さんのお兄さんとあらば
挨拶しないわけには行かないデショ。


ライバルということも忘れて浮かれる私たち。





私たちは、垂れ幕の間から
顔をのぞかせ、会場の様子を伺がった。




あ。
と一瞬、目を見張る春さん。




目の前には、金メダルをぶら下げている男のヒト達が。



「あれ、あれ。劉選手だよ。すごい、近いよー。」
偶然にも、すぐ目の前に立つ長身の劉選手




「やっぱり、劉さんとにてるねぇ。
兄弟だねぇ。」
とつぶやくあやや




春さんいわく、「中国のイチロー」であるところの劉選手。
どうやら、春さんは劉選手の大ファンらしい。



「ね、ね。写真とってもらおう写真。」




目の前にいる劉選手に手を振る私。
「劉さん劉さん。」



手招きすると、
不思議な顔をして
こちらに寄ってきた劉さん。



春さんは緊張気味な様子でご挨拶。
どうやら
「はじめまして。貴方の弟さんと一緒に働いてます。
優勝おめでとうございます。」
といってるらしい。




・・中国語だから何言ってんだかわからないけど。




劉選手もニコニコしてるから、
多分そんなことを言っているのだろう。




その隣で私は
「ニーハオ。ニーハオマ。ウォーシータオ(私はももっていいます)」
大学2年間で覚えた中国語をフル稼働して
コミュニケーションを図る。



すると、
劉選手は笑いながら
「日本人ですか?応援ありがとうございます。」




なんだ。日本語ぺらぺらじゃん。





日本語がぺらぺらなことをいいことに
奥ゆかしい春さんを尻目に、
図々しくどんどん話かける私。




「劉さん劉さん春さんが劉さんの大ファンなので
一緒に写真をとってください。」




友達の友達はみな友達。
劉さんのお兄さんなら私のお兄さん同然である。
緊張し、遠慮する春さんのために、
図々しくもツーショット写真をおねだりする"オバタリアンモモ"。




しかし、そんな"おばちゃん的図々しさ"にも
劉選手はニコニコで快くOKしてくれる。
さすが、劉さんのお兄さん。




パシャり。
春さんと劉選手のツーショットを撮影後
なぜか私も、ツーショット写真をとる。




・・・・本当は、
彼の世界レベルの
「バドミントン」をこの目で確かめ、
あわよくば、対決もしたいところだったが
劉さんのお兄さんとはいえ
祝賀会の主役。
あまり引き止めるわけには行かない。




「サンキューサンキュー。
謝謝。謝謝。再見〜。」




微笑む劉選手に思いっきり手を振って
サヨナラする私たち。





しかしその後。
春さんの口から、新たな新事実が。




「あのね。さっきの『劉さんのお兄さん』っていうのー、


あれ嘘。





・・・・・・・え?





ちょっと・・・・・
ちょっと・・・・・・・・・・・



ちょっと待った。春さん。



今なんと?



劉選手は劉さんのお兄さんではない?



えぇーと。
それは
「劉選手と劉さんって似てるねー」っていう話も
「コネで写真とか撮ってもらえるねー」っていう話も。


嘘?



それは・・・・なんてーか・・・・・・。



"見知らぬヒトに、突然手を振り声をかける女。"
"聞かれてもいないのに自己紹介を始める女"
"写真を無理やりせがむ女"




・・・・・・明らかに私。
逆ナンじゃないですか?



齢25歳にして
図らずも初めての逆ナンを実行してしまった私。


しかも相手は



(元)世界チャンピョン




元世界チャンピョンまで手玉に取った私たち。
あやももが世界を制する日もそう遠くない。。。。。