I am Great Detective (私は、名探偵。)

momocolor2006-02-12

休日出勤の土曜日。
私の携帯電話が震えた。


「私だ」
ちゃらっちゃーーーーーーーーーん。



その声は、まるで
加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ
THE DETECTIVE STORY(探偵パート)の
ボスのように響いた。



ボスの名はもちろん



ももままん



そして、依頼内容は


微笑みの貴公子
4様(守秘義務のため伏字)のコピー・・・・・。





「あのねぇ、無理だったらいいんだけどぉ。」
で始まった今回の依頼は
『4様公式ホームページの
お気に入りのページのプリントアウト』



4様ホームページで
とても気に入ったものがあり、手元においておきたいらしい。



しかし先日新しくノート型パソコンを買ったため、
以前使っていたコピー機との接続方法がわからない・・
というよりも
「お母さんがやったら壊す。」とのこと。



その判断は賢明だよ。ママン。





普段うちのママンは
4様ホームページでお気に入りのインタビューなどが掲載されると
それを100円ショップで買ったノートに
一文字一文字書き写している。



本人は
「ボケ防止になるし、コピー代の節約にもなるし」
といってるが、
その姿はさながら写経



そのままんが「印刷して!!」言った。
その内容は、
アスキーアート(文字や記号で描かれるイラストのようなもの)」だった。



・・そりゃ、書き写すことは不可能だな。


というわけで、私はその依頼を受けることになった。



引き受けるのはいいものの・・・・・。
私、コピー機を持ってません。。。。。



というわけで、
ダメとはわかってますが


・・・・・印刷しちゃいました。
会社のコピー機で。



その日は休日ということもあり
人はあまりいない。


これは好都合だ。



私は、人がコピー機まわりから消える瞬間を
虎視耽々と狙った。


夕方を過ぎたくらいになった。



ちょうど、上司が煙草を吸いに喫煙所へ向かい、
プログラマーと先輩が席であーでもないこーでもないと議論している。



・・・・・今がチャンスだ!!!!



私はすかさず、
ヨン様公式ホームページの画面を開き
お目当ての画面を探す。



ママンが欲しがった画面は
掲示板のページのとあるスレッドらしい。



私は、検索キーワードをいくつか入力し
そのスレッドを探し出す。



作業は迅速に行わなければならない。



私は、すぐさま印刷ボタンを押すと、
ほかの人がそのコピーをとることがないよう、
早足でコピー機の前でスタンバイ。



ガガガガガガ・・・・・・



コピー機が印刷音を鳴らし始めた。



ジジジジジジジ・・・・・・・・


印刷したてであったかいA4サイズの4様がコピー機から
ゆっくり出現する。



・・・・・う・・うーん。
もどかしい時間だ。


パサ。


一枚目終了。


あと少し。



ガガガガガガガガ・・・・・・
ジジジジジジジジ・・・・・・
パサっ

ガガガガガガガガ・・・・・・
ジジジジジジジジ・・・・・・
パサっ

ガガガガガガガガ・・・・・・
ジジジジジジジジ・・・・・・
パサっ


・・・・・・・・・?


ナンだろう?


私の予想に反し、
5枚目がでた後も、まったく止まる気を見せないコピー機


このままでは、上司が休憩から帰ってきちゃう。



ガガガガガガガガ・・・・・・
ジジジジジジジジ・・・・・・
パサっ

ガガガガガガガガ・・・・・・
ジジジジジジジジ・・・・・・
パサっ

ガガガガガガガガ・・・・・・
ジジジジジジジジ・・・・・・
パサっ


10枚目に突入。
待てど暮らせど、終わらぬ様子。


ガガガガガガガガ・・・・・・
ジジジジジジジジ・・・・・・
パサっ

ガガガガガガガガ・・・・・・
ジジジジジジジジ・・・・・・
パサっ

ガガガガガガガガ・・・・・・
ジジジジジジジジ・・・・・・
パサっ



や、、、やばい。

まだ止まらん。


キャンセルを押すものの、
時すでに遅し。
『4様は急に止まれない。』



・・・・結局
笑顔の4様 計27枚が私の手元に残ったのであった。



掲示板に掲載されているアスキーアートなら
たいした量じゃないと思った私がバカでした。



アスキーアート部分:3枚
感想レス部分   :24枚



私が先日つくった会議資料よりも
20枚ほど多い、4様ファンの熱い思い。



侮りがたし、4様ファン。



この感想レス部分に
もしかしたら、ままんのレスが乗っているかもしれないと思うと



なんだかやりきれなくて、今日も眠れそうにありません・・・・(笑)