もも日記〜旅情編〜復活の呪文
神父「おぉ。勇者"もも"よ。
良くぞ戻った。
旅を続けるか?」
もも「・・・いいえ。」
神父「なんと、どうしたことだ。
なぜだ?」
もも「・・・つらいから・・・・。」
神父「なんということだ。
勇者ももよ。そのようなこと、言うでない。
一度、決めた旅路じゃ。
志半ばで挫折とはなにごとじゃ。
備品が思ってたよりも迫力に欠けるなんてよくあることじゃんか。
ってゆーか、途中でやめるの無理だし。」
もも「・・・(しぶしぶ)」
神父「勇者の旅路にネタおおからんことを!!!!」
というわけで、
のっけからあからさまに『こてんぱん』ではありましたが、
とりあえず、冒険の書1で旅を続けることにした私。
高速道路に入ったら読もうと思った本を小脇に
過ぎ行く新宿の街を窓の外に眺める。
そうして、
新宿を過ぎた頃だった。
キングの手下「それでは、22:00になりましたら、消灯いたします。」
・・・・はやっ!!!!!!
はやすぎる。
はやすぎるよ。王様。
ここの国の国民は
あの今一番注目のドラマ、TOKIOの松岡昌宏さん主演の『夜王』
も見られないのでございますか?
おそらく13人の同乗者(推定平均年齢27歳以上)の誰もが抱く
「小学生じゃないんだから・・・」との民意もキングには届かず
「とにかく消すから」の勢いで有無を言わずこの小さな世界の光が消える。
ま、、まぁいい。。。。
そっちがあくまで寝かすつもりでも
コッチには"読書灯"がついてるさ。
スイッチ。オン!!!!
・・・・くらっ!!!!!!
く、、、くらすぎるーーーーー。
あたかも、キングを目の前にした
私の命のロウソクのような弱弱しい
読書灯が仄かに光る。。。。。。。
本を読むどころか、自分の手元すらあやふやな暗さである。
う・・うっむむ。
強制的に本を断念せざるおえなくなった私は、
もう寝るしかないと目をつぶるのだった。
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パーティーは
高速道路に入った。
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Z・・・
ZZ・・・
ZZZ・・・
2時間後・・・
ZZZZZ・・・
ZZZZZZ・・・
「サービスエリアに到着しました〜。
出発は〜15分後です〜。」
車内の蛍光灯がついた。
ぅ・・・ん。
車内にお手洗いの設備がないので
私は眠たい目をこすりバスの外に出る。
外は寒空。
うーーん。
『ももは少し目が覚めた。』
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さらに
パーティーは行く。
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Z・・・
ZZ・・・
ZZZ・・・
2時間後・・・
ZZZZZ・・・
ZZZZZZ・・・
「サービスエリアに到着しました〜。
出発は〜15分後です〜。」
車内の蛍光灯がついた。
ぅ・・・ん。
条件反射のように外に出て
お手洗いに行く。
薄い眠りの中、寒空が目にしみる。
『ももはまた、少し目が覚めた。』
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まだまだ
パーティーは行く。
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・・・・・・この辺から、私の体が
徐々に度重なる重税に耐えられなくなる。
・・・・こ・・・・・こしが・・・・・・・。
ついに、
キングのプレッシャーが体の要である腰を蝕み始めるのだった・・・。
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夜明けは近い。
しかし、博多は遠い。
旅はまだまだ続くのだった。
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あぁぁぁ、勇者たちに、しばしの安らぎを・・・・・。