実録★ハローワーク

せんせいあのね。
きょうは『はろーわーく』っていうところにいってきたよ。



そこは、ほんきでしごとをさがしているひとたちが
おしごとにはろーするところだけど



やっぱりなんだかぜんたいてきに
さよならのふんいきがまんえんしていたよ。






今日はハローワークの初回講習会。
とりあえず、就職活動するにも、失業保険を受給するにも
この説明会に出ないといけないので
私は札幌は中央区で開かれたこの講習会に足を運んだ。



職員からの軽い説明のあと、
30分間の説明ビデオが流された。



そのビデオはこんな感じ。



『今日ハローワークへ来たのは
一男一女をもつ一家の主、吉田太郎さん。



吉田さんは先日とある事情から会社を辞め、
現在はハローワークで求職しています。



職員「吉田さんは、今月2回の求職活動を行っていますね。」
吉田「・・・・はい。」
職員「求職活動の現状は?」
吉田「・・・はい・・・。
   ・・・実は、不採用になってしまいまして。。。
   あっ・・でも。もう一つは結果待ちなんです!!!」』







最近めっきり涙もろくなってきたせいか
この設定に、泣けてきました。
素で。



・・・だって、だって。



この吉田さん。
きっと家庭では優しい奥さんが
職場の不当な扱いに自主退職するしかなかった旦那さんを
いつも気遣って・・・



「ね、そんな今すぐ無理して就職しようとか思わないで。
ほら、私のパートのほうが最近時間増やしてくれるっていってくれるから
しばらくは、大丈夫だと思うの。
ほら。私、接客には向いてるから
・・・・ごほっごほごほごほ・・・。
・・・大丈夫。大丈夫よ。
ちょっと季節の変わり目で風邪引いちゃってみたい・・・。」



そしてそして。



「・・・・ごほっごほごほごほ・・・
ごふぉぅ!!!!



と、悲劇の吐血。



しばらくは病気をひたかくし
ラーメン屋で働き続けるも
ついにラーメン屋の親父さんに
「うちは、食べ物を扱うから。申し訳ないんだけど・・・」
と厄介払い。



サナトリウムに入るも、
わが子会いたさに、脱出。



その頃、母親と会えないことを理解できない幼い子供らは
泣き続ける毎日。



わが子の晴れ姿をスクリーン越しに見ながら
息絶える母。



母の仇であり、恩人である速水真澄への
複雑な思いを胸に
かつての名女優・月影千草の指導のもとで
紅天女姫川亜弓さんと壮絶なキャットファイトを繰り広げる
大河ロマン。



そーゆう内容のビデオだったんです。
私の解釈では。
・・・・途中から夢を見ていたわけじゃありません。




そんな、人間ドラマの中でビデオの全編を通して繰り返される
「失業保険は、就職に対して頑張り屋に対して支給されるものですから、
まじめに就職活動をしなさいよ!」
のメッセージ。



とりあえず、
希望する職種欄の第一希望に



ハリウッドぢょゆう



って書こうとしている私に
はたして、受給資格はあるんでしょうか?