家庭内心的暴力。

momocolor2006-04-04

今日の映画のご紹介のコーナーです。



『めぐり逢い』1957年アメリ


旅の船上。



ひょんなことから出会った男と女。
二人は、まるでパズルのピースが
ぴったり重なるように恋に落ちた。
しかしそれは許されざる恋。
二人にはそれぞれニューヨークで待つ婚約者がいた。



男は言う。
「半年後また会おう。すべてを清算して、君の前に現れる。」

女は言う。
「どこで?」



男「天国に一番近い場所。エンパイアステートビルの屋上で。」








ぐすっ・・・ぅひえぇ〜ん・・・ひぃぃっく・・・・





先週、レンタルした
ラブストーリーの金字塔「めぐり逢い」鑑賞中。




隣で響き渡るは
ママンのすすり泣く声。



ちなみにこれ、ママンにとっては3回目の鑑賞中



パブロフの犬がベルの音を聞いて、よだれをだらだらしたのなら
うちのママンは
ケイリー・グラント扮するプレイボーイが
デボラ・カー扮する歌手と抱き合う場面で
条件反射の涙ボロボロである。




鑑賞後
「ぐす・・・。」
ティッシュでしきりに涙を拭うママン。



やばい・・・
ひとつ実験をしてみたくなってしまった・・・・・・。




その名も
どこまでママンをこのネタで泣かせ続けれるんだろう実験




というわけで
ママンの気持ちが覚めないうちに
感動のラストのあらすじをママンに囁く。




もも「ね、あの時ね。デボラ・カーの気持ちが伝わったんだよね。」
ままん「うぃーーーーーん」




もも「ケイリー・グラントもずっと待ってたんだよね。」
ままん「ひぐぅぅぅぅーーーー」



もも「鏡に映った絵がね・・・・・」
ままん「もぉーーーやめてぇぇぇぇぇ」




・・・・・やばい。このおもちゃ面白すぎる。



泣きじゃくるおもちゃ(ママン)と
大笑いしながら更に刺激を加え続ける私。



その場面だけ見たら
明らかに家庭内(精神的)暴力である。



その後
泣かせ続けること20分・・・




そろそろやめないと・・・・ママン、死ぬ。



あと30分くらいは遊べたが
ママンの生命に関わるとコトなのでこの辺で勘弁してやる私。






最後にママンがポツリとヒトコト。




「疲れた。」




ラブストーリーを観て
感想が「疲れた。」





・・・・。
まさかレオ・マッケリー監督(この映画の監督さん)も
この古典ラブストーリーで
♪一晩中泣いて泣いて泣いて何かに気が付いた
工藤○香以上に泣きじゃくった結果
「疲れた」のトラウマを残した主婦がいたとは
想像だにしまい・・・・・。




そんな面白レンタルビデオテープを返却してしまい
お気に入りのおもちゃを取り上げられた気分だったのですが
TUTAYAで発見しましたよ。



「めぐり逢い」DVD
しかも、リメイク版も。



もちろん即購入



今度はDVDなので
ママンが泣く場面のみ
チャプターで再生できます。



なんなら
チャプター名を
「ママン泣き所1」
「ママン泣き所2」
と変更してほしいところだな。