身分の序列は士農工商・・・・そしてギャンブラー。

momocolor2006-04-06

あたい・・・・・今日ですっかり変わっちまったのさ。



あたいのこの手は薄汚れちまった。
そしてそんな汚れたあたいの元から
あの人が去っていってしまった・・・・・・・・。



あぁ。
「俺の代わりなんて世の中にゃ五万といるさ。
きっと俺とはエンがなかっただけさ。




・・・・あばよ。」




と言って去っていった
一人のナイスガイ。



その名も
野口英世







私は本日をもって
江戸時代の一番低い身分(注1)になってしまった。



それは、ギャンブラー



(注1)
(「士農工商」で有名な江戸時代の身分制度だが
本当は商人の下に"ギャンブラー"がいる
士農工商ギャンブラー」が正解だと言うことは実はあまり知られていない。

ただし、歴史のテストで「士農工商ギャンブラー」って書いたらバツにされるので
お気をつけて。)



私は、ついにそのギャンブラー道に足を踏み入れてしまったのだ。



街で用事を済ませた後、
私は小一時間ほど時間をつぶさなくてはいけなくなった。
「映画見る時間もないし。本屋で本でも探そうかなぁ〜。」と
アーケードを歩いているときだった。



私の視界に、不吉な笑顔が写った。



その笑顔は
「キョウハ、ガッポガッポイケルヨ、ウッテミナ」と言い続ける。



その笑顔の持ち主は
「ぱちんこ冬のソナタ



私はお店の前で足を止める。


・・・・そういえば、ママンが冬のソナタの景品をほしがってたな・・・・




とりあえず、様子見だけでもと中に入ると
一番手前で「冬のソナタ」をやってる人が
うそでしょって量のパチンコ玉箱を積み上げてる・・・・・。




・・・私にも、ヨン様が微笑んでくれるかもしれない。
そう思った私は
フィーリングで選んだ台に座る。




サイフの中身を見てみると・・・・・1000円札一枚。



うぅーん。
野口英世さんの軍人としての資質に関してはまったく想像が付かないが
一人ぼっちの野口英世さんは、軍資金としては明らかに貧弱です。



しかし私は、そんな野口英世さんを握り締め
パチンコ台の右側にある「紙幣投入口」に野口英世さんを入れる。
「紙幣投入口」に吸われていく野口英世








おかしい。うんともすんとも動かない。
レバーをまわしても、ボタンと言うボタンを押しても動かない・・・・。



もう一度、紙幣投入口を見てみると
・・・・・・あれ。・・・・あれ?
お金は
右側じゃなくて、左側のにお金を入れなきゃなんないのね・・(汗)




紙幣投入口の罠にまんまとはまった私は
仕方なく、お目当ての台の隣の台でプレーを始める。




結局・・・・・「サヨナラ野口英世よ」な結果で終わりを迎えた私の
ギャンブラー人生。






多分、最初に狙ってた台だったら
ジャンジャンバリバリだったろうになぁ。





・・・・ってゆーか。
職安帰りに、パチンコやって、一文無しの私って・・・・・・。



ギャンブラーよりも身分が低いと思います(涙)