逆転裁判〜逆転のエピローグ
<前回までのあらすじ>
『ついつい・・・やっちゃった♪』罪により起訴された
74歳 教祖様。
彼は、あくまで
『年寄りだから・・覚えてないような気がする』
の一点張り。
状況は被告にいぜん不利な状況。
はたして、逆転はあるのだろうか・・・・・。
解決の糸口は
・・・・・逆転の発想だ!!!!
−逆転裁判より−
なおも続く弁護人の質疑。
裁判の内容をノートに書き取りながらも
教祖様の的外れな言い訳・・・じゃなくて証言に
不謹慎ながらすっかり眠くなってしまった私。
だっててっきり
『異議あり』とか
『ちょっと待った』とか
傍聴席にいる私を指差して
『本当の犯人はお前だ!!!』とか息詰まる熱戦が繰り広げられるのかと思いきや
そーゆー展開がまったくないのである。
ペリーメイスン弁護士とか
赤かぶ検事のフランキー堺さんは
そこんとこ、ちゃんとしてたのに・・・・。
しまいにゃ、弁護士の先生までも
「時と場合によっては、あなたの言う『治療』で
女性の体のいろんなところに触る可能性もあったんですよね」
なんて、フォローなのか追い詰めてるのかわからない質問をする逆転現象。
そんな教祖様の圧倒的不利な状況下で
今度は検察側の質疑が始まった。
審議開始から3時間が立っていた。
若い女検事さんが
やさしい口調で教祖様を問い詰める。
少しずつ、声が小さくなっていく教祖様。
検察側の質問が始まって5分ほどたったころ
教祖様が少しずつ、体を揺らし始めた。
ふらふら〜
ふら〜〜〜〜
・
・
・
どすーーーーーーーーん!!!!!!!!!
!!!!!!!倒れたっ!!!!!!!!!
駆け寄る信者。
一時騒然となる場内。
意識は、はっきりはしているものの
すっかり疲れてしまった教祖様は
かかりつけの病院へ救急車で運ばれることに。
そして裁判は
もちろん続行不可につき閉廷・・・・・・。
こうして、教祖様は
その霊力によって、自らの血圧をちょっと下げることで
逆転閉廷を勝ち取ったのであった・・・・。
なんだかすっかりあずましくない(北海道弁「おさまりが悪い」)
結果になってしまったこの裁判。
遠山の金さんだったら
あのサクラ吹雪であっという間に
『これにて、一件落着ぅぅぅぅぅ』
なのにね。