オーバーなのは、レインボウじゃなくて、リアクションの方。
大人が楽しめる
「子供向け」って結構沢山ある。
たとえば
最終回で未来に帰った"タイムイエロー"が
実はちゃっかり現代に子供を作ちゃってた後日談がある
未来警察タイムレンジャーだとか。
たとえば
「スプー」という子供向けの愛らしいキャラクターを
お姉さんが絵描き歌で書いたら
何故か、その絵が大人向けホラーの様を呈してしまった
N○K「お○あさんといっしょ」だとか。
http://www.youtube.com/watch?v=gzYV4bMfyCo&search=spoo
このように、
子供と一緒に見ていた大人を
思わず引き込むほど見事な作品はもちろん映画にも沢山ある。
今日は衛星放送で
『オズの魔法使い』を見た。
「映画版オズの魔法使い」は小学生時代、初めて見たときに
物語冒頭でふんずけられてやられちゃう魔女が
てっきり表題の「オズの魔法使い」さんだと思って
「すっげー。冒頭で最終ボスを倒しちゃうなんて画期的ーー。」
と間違った感動をして以来、大好きな映画なのである。
そんな、オズの魔法使いでも
思わず大人が反応してしまう「大人シーン」があった。
西の魔女が
エメラルドの都を目前とした
ドロシー一行を阻止しようとするシーンのこと。
西の魔女「えぇぃ、奴らの行き先にケシの花畑を作って
みんな眠らせてやるわ。」
・
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・
え。ケシ?
罠とも知らず一面のケシ畑にたどり着いた一行。
ドロシー「What's happend!(何か、変だわ!)」
えぇそりゃ、ケシですから。
ケシの『なんだか、気持ちよくなっちゃう効果』で
すっかりいい気分になっちゃった
ドロシーとライオンはぐっすり眠り込んでしまう。
一方
無機物である”かかし”と”ブリキ男”は大慌て。
・・・・すると突然、空から白いものが降ってきた。
その白いものに包まれたドロシーとライオンは
むくりと起き出した。
なんと
実はよい魔女である北の魔女が
覚醒する白い粉を降らせてくれたのだった。
こんなある意味ファンタジーな映画なので
最後が夢オチ(あ、ネタバレしちゃった。)
っていうのも納得の結果。
そして
オズの魔法使いの続編(RETURN TO OZ)では
薬物による禁断症状(コールドチキンという)を
ドロシーの旅のお供であるニワトリのビリ−ナで表現し
しかも、またまた
「飛ぶことの出来る魔法の粉」で再び薬物の世界に舞い戻ってしまう
少女の苦悩を盛り込むなど
これまた大人なつくりになってるのである。
うーん。映画って奥が深いなぁ。。