オーバーなのは、レインボウじゃなくて、リアクションの方。

momocolor2006-06-20

大人が楽しめる
「子供向け」って結構沢山ある。



たとえば
最終回で未来に帰った"タイムイエロー"が
実はちゃっかり現代に子供を作ちゃってた後日談がある
未来警察タイムレンジャーだとか。



たとえば
「スプー」という子供向けの愛らしいキャラクターを
お姉さんが絵描き歌で書いたら
何故か、その絵が大人向けホラーの様を呈してしまった
N○K「お○あさんといっしょ」だとか。
http://www.youtube.com/watch?v=gzYV4bMfyCo&search=spoo



このように、
子供と一緒に見ていた大人を
思わず引き込むほど見事な作品はもちろん映画にも沢山ある。






今日は衛星放送で
オズの魔法使い』を見た。



「映画版オズの魔法使い」は小学生時代、初めて見たときに
物語冒頭でふんずけられてやられちゃう魔女が
てっきり表題の「オズの魔法使い」さんだと思って
「すっげー。冒頭で最終ボスを倒しちゃうなんて画期的ーー。」
と間違った感動をして以来、大好きな映画なのである。



そんな、オズの魔法使いでも
思わず大人が反応してしまう「大人シーン」があった。



西の魔女が
エメラルドの都を目前とした
ドロシー一行を阻止しようとするシーンのこと。



西の魔女「えぇぃ、奴らの行き先にケシの花畑を作って
     みんな眠らせてやるわ。」







え。ケシ?



罠とも知らず一面のケシ畑にたどり着いた一行。



ドロシー「What's happend!(何か、変だわ!)」



えぇそりゃ、ケシですから。



ケシの『なんだか、気持ちよくなっちゃう効果』で
すっかりいい気分になっちゃった
ドロシーとライオンはぐっすり眠り込んでしまう。


一方
無機物である”かかし”と”ブリキ男”は大慌て。



・・・・すると突然、空から白いものが降ってきた。
その白いものに包まれたドロシーとライオンは
むくりと起き出した。



なんと
実はよい魔女である北の魔女が



覚醒する白い粉を降らせてくれたのだった。




こんなある意味ファンタジーな映画なので
最後が夢オチ(あ、ネタバレしちゃった。)
っていうのも納得の結果。




そして
オズの魔法使いの続編(RETURN TO OZ)では
薬物による禁断症状(コールドチキンという)を
ドロシーの旅のお供であるニワトリのビリ−ナで表現し
しかも、またまた
「飛ぶことの出来る魔法の粉」で再び薬物の世界に舞い戻ってしまう
少女の苦悩を盛り込むなど
これまた大人なつくりになってるのである。




うーん。映画って奥が深いなぁ。。