夢見るころを過ぎても。。。。。

今日はササ(仮)とおデートの日。

ちょっとお高めのショップが並ぶ
スタンフォードショッピングセンターに
「ジャスト ウィンドーショッピング」に行ってみた。




デパートのコスメエリアをぶらぶらしていたときのこと。



・・・おおおーーーー。
二人の目を引く可愛らしいコスメが。。。



アメリカはフリーダムな国だからお化粧からもフリーダムになろうぜぃ」
と普段自由と民主主義を声高に叫び、それを実行に移している私たちだが
いちおう、まだ半分くらいしか腐ってない女の子。
ふらふらとすいよせられてしまった。



あれこれ手にしながら
買い物気分を味わっているときだった。



美容部員キャシー(仮)「きゃん ゆー とらい?」



いきなり後ろから話しかけられる私たち。



こ・・・これは知ってる。
日本でもよくある
「お試ししてみませんか?で、断りづらくする作戦」だ!!!!!



・・・これでも
プロのウィンドーショッパーである。
こんな誘いにはもちろん
ノーサンキュー・・・・・








はのぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!


いつの間にか椅子に座らされて
あまつさえ頬紅塗られてるぅぅぁぁぁぁ!!!!!!!!!



・・・・なんてマジックだ。。。。



どうやらこのマジック
「彫りが深くて、セクシーな国民性を持つアメリカ人にメイクしてもらったら
セクシー&ダイナマイツになるに違いない!!!!」
という弱い日本人の心につけ込んでくるらしい。
おそるべし、、、セクシーアメリカン。。。。。



そしてやたらと
「おーぷりてぃ」を繰り返す彼女
どうやら
夢見るころを過ぎて、二度寝に挑戦中の私たちのことを
「ぷりてぃ」といわれて喜ぶ年齢と勘違いしているようです。。。。



そんななか、ササの顔がもてあそばれているときだった。



目の周りにキラキラパウダーを塗り終わったキャシーの顔は
なんだか優れなかった。



腕を組みながら
なにやら口の中で
「何か、、、何かが足りないのよ。。。。」とつぶやいている。



つぎの瞬間
「I got it!!!(わかった!!!!!)」と走り去った彼女は
すぐに一つのアイシャドウを手にして戻ってきた。



すかさず塗り始める彼女。



しかし、その手が一瞬止まった。



私の方を振り返り一言



キャリー「DON’T WORRY(心配しないで。)」





心配って何がダヨ!!!!!



ササの目元を見てみると


・・・真っ黒に。。。。塗られてる!!!!!!!!


塗って初めて
「アジア人の顔に黒いアイシャドウはやヴぁい」ということを知った彼女は
必死に白いキラキラパウダーを塗り始める。



さっきまで連発していた
「OH ぷりてぃー!!!!」が
どんどん尻すぼみになっていく中
ようやくメイクが終了した。







そこには
まるで近代美術を思わせる二人。。。。。。




そんなうっかりピカソな私たちに
真っ黒なアイシャドーを彼女が勧める事は決してなかった。。。。。



夢見るころを過ぎて
二度寝の最中に
こんなドッキリメイクで目を覚めさせられた私たち。。。



・・もうちょっと夢みさせてよ。。。キャシー。。。。