アレ・キュイジーヌ!!!!!!

今日は日本人の女の子のおうちで
ホームパーチ。



大勢なので
料理を用意するのが大変だということで
みんなで一品ずつ持ち寄ることにした。



何を作ろうかなぁ。。。。



棚を見てみると
買い置きのペンネがある。。。。



ということで
トマトソースのパスタを作ることにした。





さ・て・と、、、トマトソースは作ったけど、、
パスタはどうしようかな。。。。
家で茹でてしまうと
村上春樹的に
『絶望的に』やわらかくなりすぎてしまう。。。



と言うことで
パーティーの主催者のお宅で茹でることにした私は
とりあえず
トマトソースをタッパーウェアにいれて
ペンネと塩とモッツァレラチーズを用意してパーティーに向かった。



マッシュのお家についたころには
もうずいぶんいろんな料理が揃っていた。



早速腕まくりをして
パスタを茹で始めようとおなべを手にしたとき
私の肩に手が置かれた。



振り返ってみると
フランス人のジョージ(仮)が立っている。



・・・・?なにかな???
ちょっと邪魔だったかな????



『??』な顔でジョージを見上げる。



すると



「これは僕の仕事だから、何もしなくていいんだよ」



とキッチンから追い出される私。



実はこのジョージ。
ヴィスコンティでもドラクロアでもないけど
フレンチの鉄人、つまり『シェフ』



そ・・・そりゃぁ。。。料理はあなたの仕事だけどさ。。。。
一応これは私の一品なんだけど。。。。。



そう思いながらも
キッチンを追い出されてしまった私は
ちょっと心配な目つきで
私の料理の成り行きをじっと見ていた。




まず、なべのお湯を沸かしたジョージは
私の持って行ったお塩を入れてペンネを茹で始める。



。。。。うんうん。。順調順調。。。。




茹でるのと同時に
フライパンに油をしいて
にんにくと玉ねぎを炒めだすジョージ。



。。。。え、え、え、え、。。。にんにく???
何に使うつもりだろ・・・・・・・



いい具合のニオイが立ち上がったフライパンに
おもむろに私が用意したトマトソースを投入!!!!!!




えぇぇぇぇぇーーーーーー!!!!!!!!
入れるのーーーーーーーーー!!!!????




ペンネを茹でて、トマトソースに絡めるくらいしか考えてなかったんだけど。。



ぐらぐら煮立つトマトソースに
迷う様子もなく味付けをしていくシェフ。



。。。。も・・・もうすでに。。私の料理じゃなくなってる気がする。。。。



茹で上がったペンネを絡めて
チーズをふるって
私の・・・・
というよりも
『シェフの(ある意味ホントの)気まぐれトマトパスタ』が出来上がった。。。。




早速ひとくち食べてみる私。




。。。。ヤバ。。。。おいし。。。。。




次々とみんなの口に入っていく
アイアンシェフのパスタ。



。。。。ヤバ。。。。大好評。。。。。



みんな口々に



「これ、モモが作ったの?????べりー、でりしゃすネ☆」



と言ってくれる。。。。



「ほとんど、シェフの仕事だけどね。」
とは言えず
「せ・・・・せんきゅー」
としか言えなかったのは
あくまで私の英語力のなさのせいであり
決して、見栄を張ったわけではありません。。。。



なんだか
自由研究で
ほとんど親が作ったにもかかわらず、
賞を取ってしまった小学生みたいな
表現しがたい罪悪感っす。。。。