とにかく飛びきりの美少女じゃないはいすくーるららばい
さて。
ナンパ待ちの如く
ダウンタウンのカフェで
きょろきょろしていた私たち。
半分諦めて
SUBWAY(ファーストフード)で
二人でワリカンした
一番小さなサイズ(それでも十分大きい)の一杯の紅茶で粘りながら
それぞれ宿題をテーブルに広げていたときだった。
私たちの頭上から
迷える子羊をすくう声がした。
「YOU達、ホームワークかい??????」
ハッと、顔を上げる私たち。
そこには・・・・マリオひげを口に蓄えたゴンザレス(仮)
ひ・・・・拾う神だ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
拾う神はマリオだったんだね(゜∀゜)!!!!!
こ・・・これは千載一遇のチャぁぁぁぁぁぁンスぅぅぅぅ!!!
隣に座ったゴンザレスに
すかさず話しかけるササ!!!
ササ「私たちは語学学校の生徒で
なかなかネイティブの人と喋る機会がないので、
時間があればお話してくれませんか???」
ササ!!!ナイスプレー!!!!!
そのちょっと困ったような『お願い眼(まなこ)』が
ゴンザレスの本をめくった手を止めた!!!!!!!!!!
肩をすくめて
「おーけぃ」と
快くOKしてくれるゴンザレス(仮)
心の中でハイファイする私とササ。
カンバセーション(会話)スタート☆である。
お互い
自己紹介をする私たち。
まずはゴンザレスの自己紹介。
『ゴンザレスは南米はチリの出身で5歳の頃移住してきた』
らしい。
さて、私たちの自己紹介。
ササ「まいねーむいず ささ、かむふろむジャパン」
(私の名前はささです。日本から来ました。)
もも「まいねーむいず もも、かむふろむジャパン」
(私の名前はももです。日本から来ました。)
・・・・・以上。
なにか物足りないような顔をするゴンザレス。
え・・・えぇぇぇぇとぉぉぉ。。。。
・・・なにか・・足りないところがありますか????
すると、ゴンザレスは
私たちが意図的に口にしなかった個人に関する情報を聞いてきた。
ゴンザレス「あーゆーはいすくーるすちゅーでんと???」
・・・・・きた・・・・・この質問。。。。。。
こ・・・高校生を引き合いに出してくるってことは、、、、
実年齢を答えたら
絶対ドン引きするよね。。。。。。。
そのとき
私とササは
シンクロ代表の鈴木選手・原田選手なみの
シンクロ率で声をハモらせた。
ササ&もも「お・・・・おーばーとうぇんてぃ。。。」
メガネをはずしたアラレちゃんの視界よりも
ぼやけた回答をしてみる。。。
・・・ち・・・ちがうの。
ちがうの。
ちがうの。ちがうの。
ちがうの。ちがうの。ちがうの。
ちがうの。ちがうの。ちがうの。ちがうの。
と。。。年を誤魔化そうとか
少しでも若く見られたいとか
そういう浅ましい考えではなく、、
円滑なコミュニケーションを築くためにね
余計な情報は遮断しないといけないじゃない????
何かを察してくれたのか
深くは突っ込まないゴンザレス。
しかしその後。。。。
ササの誕生日の話題を出してしまったばっかりに
結局実年齢を隠しきれなかった私たち。。。。
私たちの実年齢を知って
私たちの『拾う神』だったゴンザレスが
「オーマイガっ。。。」
と小さな声で神に救いを求めたのを
私は聞きのがさなかった。。。。