自分撮りでハイチーズ!!!!

女の子の得意技。セルフポートレート。

・・というと格好良く聞こえるけど
ようは
腕をピーンと張って
『ベストフェイス』をキープして
自分でシャッターを押す『自分撮り』である。

私も一時は『女子高生』という獣道をくぐってきたものとして
当然『自分撮り』(ただしもっぱら変顔)をよくやる。

今日は
語学学校の友達とサンフランシスコにある孤島に建てられた
アルカトラズ刑務所(The Rockなどの映画の舞台になった有名な刑務所)
に観光に行った。

観光地といえば
もちろん写真である。
みんな各々デジカメを手に、
行きの電車の車内の段階ですでにヒートアップしていた。

最初は撮りあいっこをしてた私たちは
次に5人みんなで『自分撮り』を始めた。

何しろ、
電車の中である。
座席の背もたれが大きすぎて、
いいポジションがなかなか取れない。

下は16歳。
上は2ﾋﾟｰ歳の5人のかしまし娘は
きゃぴきゃぴ言いながら
撮影を始めた。

ハイ　チーズ!!!!　パシャ☆

早速確認してみる私たち。

・・・・全然いけてないね。
私の顔が半分切れてる上、
残った半分の顔は貞子みたいになってるし。。。

ワンモアトライで、ハイ　チーズ!!!!　パシャ☆

今度こそ・・・・
と思ったんだけど・・・
私の顔が貞子みたいなのはそのまま、
今度は左に寄ったせいか
ガビちゃんの髪の毛しか写ってない。。

気を取り直して
The third time was the charm!!!(3度目の正直)・・・・!!!!!
とスイスガールのカトリーヌが構えたカメラの向こうに
私は、なにやら熱い目線を感じた。

その視線の先には
アメリカ人の10歳くらいの女の子が
2シート前の席で私たちを凝視していた。

そして、、彼女の手がなにやら動いている。

「ライト!!!(右!!!)
　リトル(ちょい)
　ライト!!!!!(右!!!!!!)」

まるで
スイカ割りの声援のような内容である。

どうやら彼女。
デジカメの画面に写っている私たちを見て
必死に指示してくれているらしい。

しかし、あまりに小さな訴えのため
全然気がつかなかったカトリーヌは
彼女が「右!!!」と指示しているにもかかわらず、シャッターをポチ。

・・・言うまでもなく
今度の写真では
ガビちゃんは完全に切れてしまい、
その代わり、貞子の私がバッチリ写っている。。。

アメリカンの彼女を見ると・・・・

「オーマイがっ!!!!!!!!!」

膝を叩いて悔しがってる!!!!!!

・・・・そ・・・そんなにか????

ちっちゃすぎる司令塔に気付かぬ
カトリーヌの撮った次の写真も
私が貞子からさだ○さしになったくらいの微々たる改善点しか見られず・・

司令塔の彼女はというと・・・

ついに天を仰いでしまった・・・

・
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最後の最後で
みんな上手く収まって
私も佐田○由美へと劇的アフターを遂げた
完璧な写真を撮れた時の
彼女の満足気な顔が忘れられない。。。

・・まぁ
彼女が何かしたの？って聞かれたら・・
私の目を楽しませてくれたってことだけですが・・・